国際的な評価機関EcoVadisは、企業のサステナビリティ実績を評価しています。2022年、EcoVadisは160か国、200分野以上の企業を対象に約30,000件の評価を実施しました。

ホルメン・イグスンドは、自社のサステナビリティ実績を透明性のある形でまとめて広報するために、早い段階でEcoVadisに参加しました。

「EcoVadisに参加したのは、透明性を重視し、当社のサステナビリティ実績をお客様やステークホルダーと共有する方法を模索していたからです」と、ホルメン・イグスンドのサステナビリティ・ディレクター、Johan Granås氏は言います。

「気候変動は現代における最大の課題であり、お客様には、最高水準のサステナブルなパッケージ素材を供給すると信頼していただきたいと考えています。透明で総合的な報告をはじめとして、サステナビリティのあらゆる側面を真剣に検討する必要があります。」

ホルメン・イグスンド社のルーツは1685に遡り、スウェーデンの林業グループであるホルメン社の傘下にあります。グループのビジネスモデルは、循環性とサステナブルに管理された森林が基盤となっています。

「近隣の森林から伐採された木材、地元の河川から汲み上げた水、そしてその河川から供給される電力。環境のサステナビリティは私たちのDNAの一部と言っても過言ではありません。また、この地域で最大の雇用主である私たちは、従業員のケアだけでなく、地域社会のケアにも責任を負っています」と語るGranås氏。

同氏はまた、プラチナレベルは上位1%に与えられる賞であるため、今後、プラチナレベルを達成するのはさらに難しくなるとも指摘しています。

「体系的で実質的なサステナビリティの取り組みが増加していることは、もちろん良いことであり、環境目標を達成するためには今後も極めて重要です。当然の結果として、皆がより良くなればなるほど、私たちが最高レベルを達成するのは難しくなります」(Granås氏)。

よりサステナブルなパッケージ素材への要求が高まる中、ホルメン・イグスンドは今後も成長を続けるでしょう。しかし、その生産能力の増加は、サステナビリティの観点から慎重に検討されています。

「私たちは常に、環境の境界線の中で操業していることを明確に認識しなければなりません。

また、生物多様性を犠牲にすることなく、製造に十分な量の木材を供給できる森林を確保しなければなりません。また、水の供給、大気への排出、そしてもちろん従業員の労働環境にも目を向けています。次のステップに進む前に、すべてを考慮する必要があります。

市場をリードする高級未使用ファイバー製板紙のサプライヤーとして、私たちはサステナブルな製造の最前線に立つとともに、物事の進め方をいかに透明化するかという点で、ロールモデルとして重要な役割を担っていると認識しています。これこそが、お客様にとって責任あるサステナブルなパートナーとなるという目標を達成する唯一の方法なのです」と、Johan Granås氏は締めくくりました。

ホルメン・イグスンド サステナビリティ・ディレクター、Johan Granås